Horse Story#006

ダイタクリ―ヴァ(牡4)(2001.1.16作成)
第6回目のゲストホースは京都金杯に見事優勝し重賞2連勝中のダイタクリ―ヴァ号です。


 戦国時代のマイル戦線の統一を果たすべく今年最初の重賞京都金杯を勝ち、ダイタクリ―ヴァがマイル界の王者に名乗りをあげてまいりました。まさに現在のマイル界には主役と呼べる馬が不在の中、待ちに待った主役の登場と言えるのではないでしょうか。とは言ってもこの馬は4歳春の時点でもう既にクラッシック路線で堂々と主役を張っていた1頭だった。

 この馬のデビュー戦はいきなり将来のライバル、エイシンプレストンとの対戦であった。1番人気リーヴァ、2番人気プレストンという戦前の評価がそのまま結果になったレースであるが内容は4馬身差をつける完勝であった。その後は順調に皐月賞を5戦4勝2着1回という好成績で迎える事になった。最大のライバル弥生賞馬フサイチゼノンの戦線離脱が残念だったが1番人気での皐月賞兆戦となった。

だが結果はゴール寸前、武豊のエアシャカールに惜しくも敗れ去ったのであった。いわいる武マジックというやつであった。ダービーは見場なしの完敗、菊花賞は距離の問題でパス。

秋はマイル路線での戦いとなり休養明けは東京の富士Sを初の古馬との対決、馬体減の影響もあり3着。そしてベストの状態、1番人気で迎えたマイルチャンピオンシップ。私は彼が負ける姿は想像もつかなかった。だが私の予想に反しまるで皐月賞の再現かのようにゴール前、的場騎乗のアグネスデジタルが強烈な末脚でリーヴァを並ぶ間もなく差しきってしまった。

私はリーヴァの運の悪さに同情した。

 そしてその後、鳴尾記念を快勝、彼はマイル王へのパスポートを掴む為、同世代のライバル、プレストン、アグネスのいる金杯に駒を進めた。そしてレースは松永幹夫の好騎乗とこの馬の本来の強さを発揮しプレストン、アグネスを退け、今までの不運を払拭するかのように先行抜け出しの完璧なレースで優勝。まさに21世紀の幕開けはこの馬からと言わんばかりの印象を与えられた。

 今後この馬がマイル王になっていく姿を私は楽しみに見守っていきたいと思います。


(成績と主な勝ち鞍)
11戦6勝2着3回
シンザン記念、スプリングステークス、皐月賞2着、鳴尾記念、京都金杯マイルチャピオンシップ2着



(血統についてワンポイント)

フジキセキ
1992青鹿
サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986青鹿
Halo
1969黒鹿
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
1975鹿
Understanding
Mountain Flower
ミルレーサー
Millracer
1983鹿
Le Fabuleux
1961鹿
Wild Risk
Anguar
Marston's Mill
1975黒鹿
In Reality
Millicent
スプリングネヴァー
1992栗
サクラユタカオー
1982栗
テスコボーイ
1963黒鹿
Princely Gift
Suncourt
アンジェリカ
1970黒鹿
ネヴァービート
スターハイネス
ネヴァーイチバン
1971黒鹿
ネヴァービート
1960栃栗
Never Say Die
Bride Elect
ミスナンバイチバン
1959黒鹿
ハロウェー
スタイルパッチ

 リーヴァの血統構成は、1600M〜2000Mにおいては、まさに芸術的とも言えるほどすばらしいと思う。(輸入血統の多い中、日本的という意味で)まず父はSS産駒の傑作フジキセキ、朝日杯3歳S、スプリングSを無敗で制した後、故障引退し種牡馬になった。

ややこしくなるがフジキセキ自体が姉にシャイニンレーサーを持つ良血馬。そして母は、マイル王ダイタクへリオスの姉妹スプリングネヴァー。またまたややこしいが、スプリングネヴァー自体がネヴァーイチバン(ダイタクヘリオスの母)×最高の天皇賞(秋)馬と呼び声高いサクラユタカオー。

本当に1600M〜2000Mにおいてはすばらしいポテンシャルを持つ血統だと思います。


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